よくある質問

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胃内視鏡検査について

内視鏡検査を受ける前後に、食事制限はあるのでしょうか?

検査前日は夜9時くらいまでには夕食をすませてください。お水、お茶、スポーツドリンクは飲んでも大丈夫ですが、牛乳やコーヒーは飲めません。検査当日は、食事は何も召し上がらずにご来院ください。検査後については、のどにした麻酔がのこっていますので、1時間くらいは飲食禁止となります。

胃内視鏡検査は来院したその日に検査できますか?

原則として予約制ですが、胃の痛みが強い場合は、当日内視鏡検査を行う場合があります。当日の胃内視鏡検査を希望される場合は、一度電話でお問い合わせください。

胃内視鏡検査はどのくらい時間がかかりますか?

実際に検査を行う時間は5~10分程度です。鎮静剤の注射を行った場合は検査後に1時間程度回復室で休憩していただきます。

ピロリ菌とは何ですか?

ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌です。胃炎、胃潰瘍、胃がんなどの原因とされています。一度感染すると自然に治癒することがなく炎症が続きます。最初は症状のない人がほとんどですが、長期間ピロリ菌に伴う炎症が続くと、胃炎や潰瘍により胃が痛くなったり、胃がんを発症してしまいます。

ピロリ菌の検査や治療は可能ですか?

ピロリ菌の検査・治療ともに当院で行っています。ピロリ菌が陽性と判定された場合は、がん予防のためにも治療をお勧めします。治療は、除菌用の薬3種類を1週間服用します。薬を服用しても必ず除菌されるとは限らないので、除菌できたかどうかの判定の検査を受けられることをお勧めします。

鼻からの検査と口からの検査の違いは?

細径内視鏡(先端部外径5.4mm)による経鼻内視鏡検査では、検査中に会話をすることができる他、嘔吐感が少なく、一般的に苦痛が少ない検査方法といわれています。一方で、鼻腔が狭い患者さんでは、鼻からの挿入が難しい場合や、痛みを感じたり鼻出血を伴ったりすることがあります。
また、経口内視鏡検査で一般的に使用されている外径8~9mm程度の内視鏡と比べ、画質や処置性能がやや劣るため、より精密な検査や治療を行う際には、ハイビジョン観察や高度な治療ができる内視鏡を用いて経口挿入による内視鏡検査が行われます。

大腸内視鏡検査について

内視鏡検査を受ける前後に、食事制限はあるのでしょうか?

大腸の検査の場合、腸の中を空にして検査を行います。検査前日は消化の良い食事をとっていただきます(検査食をお勧めしています)。検査当日には約2リットルの下剤を飲み、腸の中をきれいにする処置をします。ポリープの摘出(てきしゅつ)や組織検査を行った場合は、検査後の食事制限がありますが、通常の検査のみで終了した場合は、食事制限はありません。

大腸内視鏡検査はどのくらい時間がかかりますか?

検査自体は10~20分くらいです。ポリープの個数が多い場合は、検査時間がそれだけ長くなります。鎮静剤の注射を行った場合は検査後に1時間程度回復室で休憩していただきます。

以前にポリープを指摘され、そのまま放置していますが大丈夫でしょうか?

大腸ポリープは良性なものがほとんどですが、長い経過で悪性となる性質のものもあります。すべてのポリープが切除対象となるわけではありませんが、がん化する性質のポリープは良性のうちに切除することで、がんの予防が可能です。やはり定期的な検査を行うことをお勧めします。

痛みや自覚症状のない場合でも、検査を受ける必要があるのでしょうか?

痛みや自覚症状がない場合でも、身体の中にはがんやポリープなどが発生し、ひそかに悪化していることもあります。がんは、正常な細胞が様々な原因によりがん細胞へと変化し、分裂を繰り返すうちに腫瘤となって発症します。がんは進行するまで無症状であることが多く、また、症状が現れたとしてもがんに特有の症状はありません。痛みや自覚症状が出てからでは、かなり進行してしまっているケースが多いのが現実です。
そのため、まず無症状のうち、すなわち普段から定期的な内視鏡検査を受け、身体の異常をできるだけ早期に発見して、治療を行うことが望まれます。

検診で便潜血検査を定期的に行っているので大腸内視鏡検査は不要ですか?

検診で便潜血検査を行うことは大事です。しかし、この検査のみではがんの有無はわかりません。陰性でも、無症状のうちにポリープが大きくなってしまい、陽性反応となった時には進行がんで見つかるケースも実際にあります。反対に、便潜血検査が陽性でもがんがみつかることはかなり少数です。
いずれにしても、40歳以上の方は、お腹の不調や排便が不規則となった時などをきっかけに、一度大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めします。

大腸内視鏡検査は辛いイメージがあるのですが?

大腸内視鏡検査で苦痛を感じる要因は主に2つあります。検査をうける方の体格の要因(腸が長い、癒着している、など)と、検査医の挿入方法による要因です。当院では、複数のスコープを用意していますので、ご年齢や体格に応じて最適なスコープを選択することが可能です。大腸内視鏡の挿入方法は、腸に最もやさしい無送気挿入を行います(無送気軸保持短縮法)。さらに基本的に不安を軽減する鎮静剤も使用しますので、ほとんどの方がウトウトしたり、寝ているうちに検査が終了します。

胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査は同時にできますか?

胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査がともに必要な方は、同日に両方の検査が可能です。体への負担の軽い炭酸ガスを用いて検査を行いますので検査後も通常は問題ありません。

大腸ポリープはすべて日帰りで切除が可能ですか?

当院では、小さなポリープには出血の合併症頻度を少なくする切除法を用います(コールドポリペクトミー)ので、通常は日帰りでの大腸ポリープ切除が可能です。
入院が必要となるケースは、ポリープの数が多い場合、ポリープが大きい場合、抗血栓剤(血液をサラサラにする薬)を休薬できない場合などです。また、ポリープの形によっても合併症のリスクがあると思われた場合は、入院できる施設へ紹介させていただきます。

日帰り手術について

日帰り手術とは?

日帰り手術は、手術した当日に帰宅できる手術計画のことです。
日本では、外科領域の日帰り手術センターが全国の病院で行われるようになったのが1990年代後半からです。初めは局所麻酔で行う外来手術といったやり方が多かったですが、麻酔法や手術方法などの技術の進歩により、体への負担の少ない日帰り手術が可能となりました。

日帰り手術はどんな人が希望されるのですか?

仕事や家庭、学校などで入院が難しい方が希望されるケースが多いです。ビジネスマン、OL、育児や介護などで時間がとりにくい主婦の方、自営業の方、学生の方などです。
近年は、入院の計画もできるけれど、日帰り手術の話を聞いて考えたいといわれて受診される方も増えています。

日帰り手術は入院手術と何が違うの?

当院で日帰り手術の対象となっている病気の手術方法は、入院で行う標準的な手術方法と変わりはありません。違うのは麻酔方法です。
入院手術の場合は、背中から針を刺して行う下半身麻酔や気道にチューブを入れる全身麻酔で行うことが多く、手術に必要な麻酔とはいえ体の負担は大きくなります。当然ですが、そのような麻酔が安全面で重要であることも付け加えておきます。
日帰り手術では十分量の局所麻酔を工夫して使いますので、静脈麻酔(点滴から眠くなる薬を入れる麻酔)の投与量を減らすことが可能であり、必要最小限の麻酔で手術を行うことができます。これにより“眠っている間に”“痛みを感じることなく”“すぐに歩ける”を実現できます。
日帰りだから「中途半端な治療?」とイメージされている方もいらっしゃいますが、全く反対で、体への負担を考慮した「最も体にやさしい治療」であると考えています。

日帰り手術のメリットは?

手術のために入院が必要となると、仕事や家庭、学校など生活リズムへの影響が大きいですが、日帰り手術では日常生活の延長上で手術をうけることができ、早期に社会復帰ができます。
また、入院費がないので入院での手術より治療費が安くなります。
医学の進歩により、帰宅しても問題ない手術分野は拡大しています。国が進める医療費の削減にもつながるため、将来的に日帰り手術をさらに推進していく可能性もあると思われます。実際に、日本国内でも日帰り手術を行うクリニックや病院は確実に増えています。

日帰り手術のデメリットは?

日帰り手術は多くのメリットがありますが、デメリットもあります。代表的には、痛みと予期せぬ合併症の2点が挙げられます。
まずは、痛みのケアです。手術ですので、日帰り手術でも入院手術でも術後の痛みは同様に生じますが、個人差があります。通常は痛みがほどんどない状態で帰宅することが可能ですが、思わぬ痛みで仕事を急遽休んだ、など日常生活に支障をきたすこともまれにあります。
もう一点は、予期せぬ合併症が起きた場合です。非常にまれですが、出血などに対する処置が必要となる場合があります。 日帰り手術だけが痛みや合併症が多いわけではありませんが、これらによる日常生活への予期せぬ支障が生じた場合に、どうしても“日帰りをしたから”という気持ちになってしまうことがあります。
当院では、このような合併症もお話ししたうえで、日帰り手術を希望される方に治療を行っています。
大事な手術の決断ですので、わからないことは診察時に遠慮なく聞いてください。

本当に手術した当日に帰宅しても大丈夫?

手術した当日に帰宅することに不安を持たれている方は多くいらっしゃいます。当院では、手術終了後の安静時間を十分にとり、専属スタッフが常に対応可能な環境を整えていますのでいつでもご相談いただけます。麻酔からの覚め具合や疼痛の程度などを医師が確認した上でご帰宅いただきます。
術後の体調不良にも緊急連絡をお受けしていますので、不安なことがあればいつでもご連絡いただけます。

受診したらすぐに手術できますか?

まずは手術適応かどうか診察します。手術が必要と判断した場合でも、安全に手術ができる状態かどうかの検査(血液検査や心電図など)を受けていただけます。その結果をもとに手術を判断しますので、受診した当日の手術は原則できません。緊急の状態の場合は病状に応じて判断いたします。

どれくらいの期間で海外渡航(出張)ができますか?

手術方法によって異なります。以下はおおむねの目安となります。
肛門手術:術後1~2か月 (ジオン硬化療法を除く)
下肢静脈瘤手術:術後1か月

高齢者でも日帰り手術は可能ですか?

基本的に日帰り手術を受けていただけます。治療中の病気や過去にかかった病気などをお聞きし、手術前の検査で問題ないことを確認いたします。実際に、問題なく治療を受けられご自身で歩いて帰られる方はたくさんいらっしゃいます。反対に、入院で治療を行うと、その環境の変化により一時的な認知症状が進むこともありますので、日常生活の延長上で行う日帰り手術はメリットが大きいと考えます。ただ、思わぬ痛みなどで生活に不自由することもありますので、身の回りのお世話ができる付き添いの方が必要です。お一人暮らしのご高齢の方には日帰りをお勧めしていませんが、ご家族の協力が得られた場合は手術を受けていただけます。

胃がん検診(胃カメラ)について

鎮静剤は使用できますか?

胃がん検診では、原則鎮静剤は使用できません。

生検(病理組織検査)を行うことはできますか?

胃がんなどの腫瘍性病変を疑う場合のみに生検を行います。病理組織検査は保険診療となります。

ピロリ検査を行うことはできますか?

医師が胃内視鏡検査中に、胃炎や消化性潰瘍などを認め、必要と判断した際、保険診療で行うことができます。

鼻からの検査はできますか?

当院は、鼻からの内視鏡検査も行なっています。

事前診察はいりますか?

事前診察は不要です。電話予約にてお伝えした注意事項に気をつけて頂き、検査当日に来院して下さい。

病理組織検査やピロリ菌検査を保険で行った場合、費用はどの程度追加となりますか?

病理組織検査:別途4,000円から7,500円程度
ピロリ菌検査:別途1,000円から1,500円程度

費用について

費用はどのくらいですか?

こちらのページをご覧ください。

クレジットカードは使用できますか?

使用できません。現金のみの対応となります。