その他の病気について

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その他の病気について

どうなったら手術がいるの?『下肢静脈瘤・痔・鼠径ヘルニア編』(西広島タイムス)

 

『下肢静脈瘤・痔・鼠径ヘルニア編』(西広島タイムス)についてに掲載されました。

 


※画像クリックで拡大されます。
 

【下肢静脈瘤】静脈に逆流を認め、血管が拡張している時(軽度であれば必要ありません)。うっ滞性皮膚炎や潰瘍を合併している時。むくみやだるさなどの症状が強い時。
【いぼ痔】頻回に出血や脱出を繰り返すようになった時。脱出したいぼ痔を手で戻すようになった時。いぼ痔が肛門内に戻らず痛みがとれない時(嵌頓(かんとん)痔核)。
【切れ痔】切れ痔が治らず痛みがとれない時。肛門が狭くなった時。
【あな痔(痔ろう)】肛門内のくぼみと排膿した皮膚の穴との間にばい菌のトンネル(ろう管)が確認された時。
【鼠径ヘルニア(成人)】強い痛みを経験した時や、ふくらみが硬くなり痛みがとれない時(嵌頓時)。無症状でも根治治療は手術のみ。

以上の病気は、いずれも日帰り手術で治療することが可能な病気です。ただ、病状によっては入院治療が必要な場合もありますので、専門医にご相談ください。

 

【皮膚炎を伴う静脈瘤】 【脱出を伴ういぼ痔】

 

脳の病気について

認知症の食事療法について 

 

認知症の予防に食事療法が有効とする研究の報告があります。
ラッシュ大学医療センターの研究チームは、1000人を対象にマインド食を取り入れるグループと取り入れないグループに分け、10年間に渡り調査を行いました。
その結果、マインド食を取り入れたグループは、アルツハイマー病のリスクを53%も減らしたそうです。

この結果から、マインド食は、認知症の予防にも効果があると言われています。

マインド食とは、下記に記載されている10種類の健康に良い食品を積極的にとり、5種類の健康に悪い食品をなるべく避けるというものです。


この食事療法の特徴は、健康的な食事として知られる「地中海式ダイエット」と「DASHダイエット」の長所を組み合せたものとなっています。DASHダイエットとは、高血圧を予防し治療するために推奨される食事療法のことです。

積極的に摂取する食材をざっと見ますと、何かに気づきませんか?
これらすべて、腸活にとても重要な食材ばかりなのです。抗酸化作用をもつ食材も多く含まれており、同時にアンチエイジングもできるというわけです。さらにはメタボ対策にも重要な食材です。

認知症予防、便秘解消、アンチエイジング、生活習慣病予防、など一石二鳥どころではありません。

この食事療法は、家庭内でも外食でも、意識すればいつでもすぐに開始できる手軽さもメリットです。
さらなる健康増進のため、是非取り入れてみてください。

 

 

がんを遠ざける5つの習慣

がん予防を目的とした生活習慣の重要性 

 

がんの原因は喫煙や飲酒、食事などの生活習慣に関わる場合も多く、生活習慣の改善によりある程度、がんは予防できることがわかっています。

 

1、禁煙する

2.食生活を見直す(塩蔵品を控える)

3.適正体重を維持する

4.身体を動かす

5.節酒する

 

上記の5つの習慣は、数を多くこなすほどリスクが低くなることが分かっています。5つの習慣すべて行うと、男性43%、女性37%もがんのリスクが低下することがこれまでの研究 でわかっています(SasazukiS, et al. PrevMed. 2012;54:112-116.) 。

 

2人に1人ががんにかかる時代です。少しでも対策を行うことが健康寿命をのばすために必要です。20178月に1800名弱の廿日市市民を対象としたアンケートでは、2人に1人ががん対策を行っています。まだ実行できていない皆さんも生活習慣病と類似した対策ですので、できるところから実行しましょう。